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売春・人身売買・麻薬・殺人・・・メーオと過ごした1年10ヶ月
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偽りの平穏
2008-01-08 Tue 13:47
2泊3日のフアヒンへの小旅行を満喫した私達は、後ろ髪をひかれる思いでフアヒンを後にした。
今回の旅行で、私は、国際免許証を用意してきていなかったので、ずっとメーオに運転をお願いしていたのだが、さすがにそれも悪いと思い、フアヒンからバンコクへの帰路は、私が運転をすることになった。
フアヒンからバンコクへの道は、ただずーっとまっすぐな道で、周りの景色も、あまり変わり映えのしないものだったので、私は睡魔と格闘しながら運転を続けた。
しかし助手席に座っているメーオは、私の苦労を知ってか知らずか爆睡モードだった(笑

そのまましばらく走っていると、突然、警察の検問に出くわした。
まっすぐな一本道だったので、逃げるわけにもいかず、私は車を警察に言われるままに、路肩に止めた。
そして、警察が私たちの車に近寄り、何か言ってきた。
ネイティブのタイ語がほとんど分からない私は、助手席で寝ていたメーオに助けを求めた。
メーオは最初、寝ぼけて私たちが置かれている状況がわからなかったようだが、すぐさま我に返り、警察と何か話しだした。
運転席の私をはさんで、運転席の窓側の警察とメーオで、何か交渉をしていたようだが、ものの2・3分もすると、メーオが、「カス、100バーツを警察に払って!」と言った。
「100バーツ?」
日本円にすると、300円足らずのお金(今はバーツ高なのでもっと安くなっているはず。)で、警察は私の免許不携帯の違反を見逃してくれた。

以前、メキシコで警察にからまれた時、私は心底、怖い経験をしていたため、「今回も同じようになるんじゃないか?」と、少々ビビッていたのだが、あまりの簡単さに、正直驚いてしまった。
メーオ曰く、「彼は田舎の警察だからあの程度済んだけど、バンコクの方はこうはいかないからね。」と、私の鼻をピンとはじいた。
私はメーオに、「私が運転していたらまずんじゃない?」と尋ねると、メーオは、「もう大丈夫よ!」「あと三十分も走ったら私と変わるから・・・」と言い残し、また眠ってしまった。
私は、そのメーオの対応に、少々不安を覚えたが、「これがタイなのだ・・・」と自分に言い聞かせ、また車を走らせた。
そして、その後は何事もなく、無事にバンコクに着いた・・・

メーオの家につくと、知らないおばさんが居た。
私は、彼女もメーオの親族の方だと思い、深々とワイをしたのだが、彼女は、メーオの家の世話をしているメイドさんだった(笑
メイドと言っても毎日来ているわけではないらしいのだが、メーオがいない間、一人で住んでいたメーオのお父さんの身の回りの世話を色々としているらしかった。
正直、メイドなど雇ったことのない私には、このおばさんとどのように接していいのかわからなかった。
なので、メーオにメイドさんとの接し方を尋ねた。
するとメーオは、「私達は雇い主だから、何を頼んでもいいのよ。」「毅然とした態度接しないとなめられるわよ!」と言った。
私は、そのメーオの言葉に少々驚いた。
なぜかというと、メイドさんへの言葉に、優しさのかけらも感じられなかったからだ。
「職種は違えど、以前は、メーオもママさんに使われる立場だったはずなのに・・・」
と、私は、なんとなく釈然としない気持ちが芽生えた。
でも、それがなんと青臭い感情であるかも、すぐ理解した。
結局人は、支配する側・される側にしか分けられないのだから・・・

そんな事を考えていると、メーオは明らかにメイドさんに向ける顔とは違う顔で私に話しかけてきた。
「カス、今日は、ちょっと雰囲気のいいところにディナーを食べに行きましょう!」
「シロッコってとこらしいんだけど、ディナーだけじゃなく、洒落たバーもあるって、姉さんが言ってたの。」
私は、「そんな雰囲気のいい場所なら、2人の今後の事をきちんと話し合うにはもってこいかもしれない?」と思い、メーオの提案を快く受け入れた。
そして来るべくディナーの時間まで、頭の中でどのような会話の流れで結論に持っていくかシュミレーションを続けていた。

頭の中で、私たち2人の話がまとまる流れを、ちょうど想像していた頃、きれいなドレスに着替えたメーオが二階から降りてきた。
昔のお客を引くためのギラギラとしたドレスと違い、清楚な感じのするドレスをまとったメーオに、私は、しばし見とれてしまった。
メーオは、ちょっと照れくさそうにしながら、「ほら、カスも早く着替えてよ!」「バンコクは渋滞がひどいから、早めに出ないと予約の時間に間に合わなくなるわよ。」と、私を急きたてた。
私は、「今晩は、私たちにとってきっと記念日になるに違いない。」と、胸を高鳴らせ、フォーマルな洋服に着替えたのであった・・・
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